【ゼロからわかる】精神保健福祉士になるには(受験資格,年収,役割)
■精神保健福祉士とは
*2015年1月17日更新版。
精神保健福祉士は、社会福祉士、介護福祉士と並ぶ福祉の国家資格のひとつ。「精神医学ソーシャルワーカー」「精神科ソーシャルワーカー」とも呼ばれます。
社会福祉士が、医療・高齢者・児童・身体障害者・精神障害者などを対象とした総合的なソーシャルワーカーであるのに対して、精神保健福祉士は精神障害者の保健および福祉分野に特化したソーシャルワーカーです。
(参考)
・wiki:精神保健福祉士
以下、精神保健福祉士養成校などに電話で聞いたことも踏まえて解説します。
■精神保健福祉士になるには
精神保健福祉士試験を受験するためのルートは10通り。なので、受験資格を得るには10通りの方法が存在します。
主なルートには次のようなものがあります。
・一般大学を卒業し、1年以上の養成施設を修了する
・一般短大を卒業し、1〜2年の相談実務を経験する
・福祉系の大学等で所定の単位を取得する
・社会福祉士を取得し、養成施設で6か月以上勉強する
・精神障害者支援施設等で4年間の実務経験を積む
一例をあげると、一般の大学(福祉系以外)を卒業している人の場合なら、専門学校や大学の養成課程(1〜2年)を修了すれば、受験資格を得ることができます。たとえば、日本福祉教育専門学校(東京都)の場合ですと、「通学:1年」、「通信:1年7か月」といったコースがあります。
10通りのルートについては、公式ページで確認できます。
(公式ページ)
・精神保健福祉士国家試験 資格取得ルート図
■平均年収は300万円〜400万円
ネット上で調べてみますと、平均年収は300万円から400万円程度のようです。
(参考)
・ホンネビズ:【職業】精神保健福祉士の仕事の本音
Yahoo!知恵袋を見ても、300万円から400万円くらいという印象です。
(参考)
・Yahoo!知恵袋:「社会福祉士と精神保健福祉士の年収を教えてください。」
■役割と仕事内容
職場は、医療機関や福祉行政機関など。
仕事としては、統合失調症、躁鬱病などの精神障害者の社会復帰を支援したり、地域で孤立している精神障害者とその家族を支援したりする役割を担います。
くわしい仕事内容は、日本精神保健福祉士協会のHPで説明されています。
(参考)
・日本精神保健福祉士協会:精神保健福祉士の仕事