【知らないと損をする】 求職者支援訓練の面接対策

■最重要ポイントは「就職の見込み」

職業訓練後、確実に就職できるかどうか」
このポイントが、求職者支援訓練の面接の最重要評価事項です。

私は少しだけ職業訓練の講師をしたことがあります。その経験を踏まえて、面接対策のポイントをまとめてみました。


■就職率が悪いと行政の指導が入る

求職者支援訓練の職業訓練校は、民間の資格学校や一般企業。行政が授業を委託する形で運営されています。

求職者支援訓練はその名のとおり、就職支援が目的で行われているので、訓練後に一人でも多くの人が就職してくれないと、学校は困ったことになります。就職率が悪いと行政の指導が入り、最悪授業ができなくなってしまうのです。

逆に、就職率がよければ、行政からの支給額が増え、職業訓練校の収入が増大します。

以上のような背景があるため、「再就職の見込みのある人」を最優先で合格にする傾向があります。


■質問項目は志望動機、再就職プラン

上記を踏まえると、重要な面接質問項目は志望動機や再就職プランになります。

・なぜこの講座を志望したのか?
・講座取得後の具体的なプランは?
・就職活動はしているか

こういったことがよく聞かれます。とくに志望動機については、就職のためになぜその訓練が必要なのか、具体的に説得できるようにしておきましょう。

たとえば、志望動機に次のようなことが入っていたとしたら、積極的な印象になると思います。

・就職活動の面接の際、〇〇の技術が足りないため、悔しい思いをした。
・独学で〇〇の勉強を始めているが、□□の部分がうまく習得できない。


■「まじめさ」と「素直さ」も大事

職業訓練は、「まじめに授業に出席する」「実習・演習で反抗的な態度をとらない」といったことは最低限必要な条件です。面接に際しては、「まじめさ」「素直さ」が伝わるような接し方で臨むとよいでしょう。


■スーツがベター

再就職支援のために行われる求職者支援訓練ですから、服装は、スーツで出向いた方がよりよいです。もちろん定員割れの講座であれば、私服でまったく問題ありません。しかし、人気がある職業訓練コースであれば、スーツをおすすめします。

加えて、転職サイトに登録し、1社、2社介護系の会社の採用選考を事前に受けておいたりすれば申し分ありません。「この人なら再就職を果たしてくれる」と相手に思ってもらえれば、評価は高くなりますから。

ただし、授業期間の途中で訓練を辞めると思われると評価が微妙になることがあるようです。ですので、「訓練中はいったん就活を休止」「訓練後すぐに就職したい」というのがよりよいかもしれません。


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