【ゼロからわかる】パソコン整備士(資格,合格率,難易度,就職)
■パソコン整備士ってどんな資格?
このところさまざまなパソコン資格を目にします。中には目新しい資格もあるため、いろいろと調べています。今回はその中でパソコン整備士についてメモに残しておきたいと思います。
一言で言うと、「パソコンのトラブル対応をしている人のための資格」といった印象です。3級から1級まであり、1級取得者が「パソコン整備士」ということになります。
wikiでは、次のように説明しています。
パソコン整備士認定試験は、内閣府認定特定非営利活動法人パソコン整備士協会が主催する情報処理技術系の民間資格で、パソコン整備士として認定されるには、パソコン整備士認定試験に合格したのち、パソコン整備士協会に活動会員として入会する必要がある。
(ソース)
・wiki:パソコン整備士
公式HPを見てみますと、「メーカーやベンダーにとらわれない実用重視の資格試験」との説明があります。3〜1級の説明は次のとおりです。
〇3級
・個人利用でパソコンのトラブルの原因が把握できる知識
・最低限必要とされる情報倫理(ネチケット)を修得
〇2級
・家庭での利用で、数台のパソコンをネットに接続する知識と技術
・情報倫理関連法規に関する基本的な知識
〇3級
・企業内LANの構築・導入・管理およびトラブル対応知識と技術
・情報倫理規定を理解し、情報セキュリティ技術を修得
※上位級の受験に際しては、下位級に合格していることが必要です(例:1級受験には2級合格が必要)。
■合格率や難易度は?
wikiによれば、公式ウェブページでは合格者数、合格率などは公表されていないようです。難易度の参考になりそうな情報としては、wikiに次のような記述があります。
平成22年度の総受験者は事業報告によると、5月は2,194人が受験し1,088人が合格。11月は2,093人が受験し1,273人が合格したと公表されている。
合格率は50%くらいなのですね。
■どんなメリットがあるの?
これはパソコン整備士に限りませんが、資格試験の勉強をすると、体系的な知識が習得できるというメリットがあります。資格試験の場合、具体的な日時が定められますので、目標をもって勉強にのぞむことができます。
私はパソコン整備士は取得していませんが、過去に宅建や中小企業診断士に合格したことがあります。結局はどちらも仕事には直接使わなかったのですが、短期間に多くの知識が得られたのはよかったと振り返って思います。
就職や転職においては、資格よりは「実務経験」や「これまで積み上げてきた成果」が問われます。では資格は必要ないかというと、そうでもありません。私は企業の人事を経験していますが、同じくらいの実力の人がいたとしたら、資格がない人よりは資格がある人の方が魅力的に見えます。
ネット上では、パソコン修理の会社で「スタッフはパソコン整備士の資格を取得」とアピールしているところもあります。個人的には、きちんと資格を持っている会社の方が、そうでない会社よりも頼もしく見えます。