【ゼロからわかる】 手話通訳士になるには (試験、合格率、学校)
■手話通訳士になるには
*2015年4月18日更新版。
手話通訳士は、手話通訳者の公的資格。身体障害者とその他の人との間の意思疎通に必要とされる手話通訳を行います。無資格者でも手話通訳を行うことができますが、裁判や政見放送の手話通訳は手話通訳士の資格がなければできません。
手話通訳士として登録された人数は、3,068人(平成25年3月21日現在)。
(参考)
・wiki:手話通訳士
・厚生労働省:第25回(25年度)手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)について
■活躍の場
手話通訳派遣事務所、聴覚障害者関連施設、特別養護老人ホーム、聴覚障害者ボランティア団体、デイサービスセンター、病院など
■資格取得方法
〇試験科目
(1)学科試験
(ア)障害者福祉の基礎知識
(イ)聴覚障害者に関する基礎知識
(ウ)手話通訳のあり方
(エ)国語
(2)実技試験
(ア)聞取り通訳〔音声による出題を手話で解答〕
(イ)読取り通訳〔手話による出題を音声で解答〕
〇受験資格
20歳(受験日の属する年度末までに20歳に達する者を含む)以上の者。
手話通訳士試験の公式ページは以下になります。
(公式ページ)
・社会福祉法人聴力障害者情報文化センター
■合格率は?
2014年度(平成26年度)の試験結果は次のとおりでした。
・受験者数 : 956人
・合格者数 : 106人
・合格率 : 11・1%
(参考)
・手話通訳士試験結果(PDFファイル)
■疑問解消にはYahoo!知恵袋
ちょっとした疑問を解消するには、Yahoo!知恵袋が便利です。
(Yahoo!知恵袋)
・Yahoo!知恵袋:「手話通訳士」の検索結果
■学校
たとえば、東京都豊島区にある日本福祉教育専門学校には、「社会福祉学科 手話通訳コース」が設置されています。公式ページによれば、以下の4つの特色があると言います。
・クラス担任は手話通訳士
・耳の聞こえない先生との授業
・手話だけでなく福祉の資格を取得
・卒業後も手話通訳士合格に向けてサポート
こちらのコースでは、以下の資格取得をめざします。
・手話通訳士(将来的目標資格)
・全国手話検定1級・日本語検定(卒業時資格取得)
・社会福祉主事任用資格(卒業時資格取得)
・介護職員初任者研修課程修了証(旧:ホームヘルパー2級課程)(卒業時資格取得)
・専門士(称号)