ホームヘルパー3級の廃止と介護職員初任者研修課程
2013年度から、ホームヘルパーの資格が新しくなりました。新制度は「介護職員初任者研修」。この資格が、旧ホームヘルパー2級に相当します。これにともない、カリキュラムが新しくなり、実習や介護技術が重視されることになっています。
なので、もうホームヘルパー1級も2級も3級も廃止。さらには、介護職員基礎研修すら廃止なのです。ただ、ヘルパー2級の資格があれば、そのまま問題なく訪問介護の仕事に従事できることになっています。
以上を踏まえると、訪問介護の仕事をするには、介護職員初任者研修課程修了の資格を取得する必要があります。
ヘルパーの資格改革の基本は、「介護福祉士」に一本化すること、がうたわれています。また、介護福祉士の次のステップとして、認定介護福祉士というものが新設される予定です。現場の声としては、必ずしも肯定的な意見ばかりではありません。さんざんお金も時間もかけて介護福祉士になったのに、さらにお金と時間をかけなければならないのか、といった絶望の声も耳にします。
整理すると、介護のキャリアパスは次のようになります。
介護職員初任者研修
↓
介護福祉士養成のための実務者研修
↓
介護福祉士
↓
認定介護福祉士(仮称)
ヘルパー2級の廃止が取りざたされてから、さんざん紆余曲折して、この形にいたりました。あまりコロコロ制度をかえると、現場はたまりません。これでしばらくは変更がなくなるのでしょうかね。
介護資格制度はこのところ改編続きですので、最新の正確な情報は、資格取得学校などに問い合わせて、都度確認するのがよさそうです。
(最終更新:2013年4月19日)
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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+mensetsu/20110407/p1:title=【まとめ】ホームヘルパー2級、授業料無料で介護の資格取得(ハローワーク)]