本当に効果があるのか?りんごペクチン(放射能・セシウムの排出)

内部被曝で体内に入った放射性セシウム137を排出するというりんごペクチン(アップルペクチン)。本当に効果があるのでしょうか?

結論から言うと、ある程度の効果があるようです。実験結果によれば、2〜3週間のリンゴペクチン摂取によって、セシウムが30〜40%体外に排出されたということです。実際にセシウムによって内部被曝した子供たちに処方していますので、現実味のある話です。生のリンゴの場合、皮の部分にりんごペクチンが多く含まれています。

セシウムを排出させたい場合の摂取量や摂取方法ですが、ネット上では、りんご1個分でいいという意見もありますし、15個分必要だ、という見解もあります。要は、論文を正しく読み解けばいい、ということになるのでしょうかね。

次のブログでは、お医者さんが、論文を読んだうえで、りんごペクチンの効果について解説してくれています。

リンゴペクチンのセシウム排泄効果について:六号通り診療所所長のブログ:So-netブログ

このお医者さんは、1日1個、林檎を皮ごと食べたらいいんじゃないか、とアドバイスしています。
また、効果を出すためには15個分のりんごの摂取が必要かもしれない、と言及しているブログもあります。

ネステレンコ博士が開発したビタペクトやビタペクト2のようなペクチン製剤の効果を生のリンゴの摂取で求めようとしたら、ビタペクト2だと毎日最低1日3キロ分( 約15個 )のりんごを一定期間、毎日食べ続けなければならないようです

ジーニアスQuest : りんごペクチンが放射能を有するセシウム137の排出を促す研究報告

効果はあるにはあるようなのですが、まだまだ研究途上というところでしょうか。他の論文を探したり、専門家の意見を聞いてみることも必要かもしれません。