介護職員基礎研修講座のメリット(ホームヘルパー2級の資格の廃止)
【ヘルパー2級の廃止】 *2012年2月18日更新。
ホームヘルパー2級の資格は、2012年度末で廃止されることが決定しています。2013年度からは、介護職員初任者研修課程という新しい資格がスタートします。
ただし、資格が新しくなっても、ヘルパー2級を取っておけば、そのまま介護の仕事に従事することができます。そのため、相変わらずヘルパ2級の資格取得は人気があります。
【介護職員基礎研修って?】
介護職員基礎研修講座の資格も、2012年度末で廃止です。
2013年度からは、「介護福祉士養成のための実務者研修」という制度になります。
国としては、ゆくゆくは、介護の資格を認定介護福祉士に統合していきたいという意向があります。橋渡し的な位置づけが、「介護福祉士養成のための実務者研修」には、あるのです。
【メリット】
介護職員基礎研修の修了者のメリットのひとつに、サービス提供責任者になれることがありました。ですので、責任者となり給料アップをめざしたい人などは、ヘルパー2級よりもこちらの講座をとる傾向があります。サービス提供責任者は、福祉施設や介護施設で、スタッフへの指導を行います。また、訪問介護計画を作ることができます。
ただ、介護職員初任者研修課程はなくなってしまうので、資格取得後にどうなるのか、受講前にきちんとスクール等に確認しておく必要があります。
離職中の人は、公的機関の職業訓練制度を使えば、講座を授業料無料で受講することができます。無料の価格で受けるのならば、廃止される予定のヘルパーよりは廃止されない介護職員基礎研修を受けたいという人が少なくありません。雇用保険に加入している人むけには公的職業訓練、加入していない人には求職者支援制度(基金訓練)という職業訓練があります。受講料が無料ということで人気があり、応募が多ければ受講することができないこともあります。ですが、無料で受けられるチャンスがあるのであれば、積極的に情報収集してみる価値があります。
窓口は最寄りのハローワーク(職安)です。
【講座内容は?】
授業時間数は合計500時間ほど。内容は講義と実習です。
具体的なカリキュラムには、次のような項目があります。
・生活支援の理念と尊厳
・倫理と職務
・介護制度
・障害と疾病
・認知症
・コミュニケーション
・生活支援
・家事援助
・医療との連携
以上のような項目と実習を、おおむね半年かけて消化していくことになります。
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