【違いは?】求職者支援制度と基金訓練(職業訓練受講給付金の条件,etc)

【「就職支援」が明確になった】

基金訓練が9月松で終了し、求職者支援制度がスタートしましたね。「雇用保険の対象ではない社会人」が授業料無料で職業訓練が受けられる、という点については同じです。

基金訓練と異なる点としては「就職支援」という目的が明確になったことが大きいように思います。基金訓練でも目的は同じでした。しかし、肝心の講座の就職率などがさほど厳しくありませんでした。求職者支援制度の認定コースは、告知の際に「その講座の就職率」が明確に示されています。そのため、受講を検討している人は、就職率の高い講座(過去の就職実績のいい講座)を選ぶことができます。


【就職意志の弱い人は、受講しづらくなった】

10月の開講講座を見ると、講座の数も総定員も激減しているのがわかります。

(求職者支援制度・講座一覧)
求職者支援制度による職業訓練|職業能力開発事業|独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構

開講講座の数や定員が減っているわけですから、志願書や面接で就職意志を明確に伝えられないと、受講が難しくなったようです。


職業訓練受講給付金の給付審査・条件が厳しくなった】

基金訓練よりも給付金の受給条件が厳しくなりました。具体的な条件は次の通り。

1 本人収入が月8万円以下
2 世帯全体の収入が月25万円(年300万円)以下
3 世帯全体の金融資産が300万円以下
4 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
5 全ての訓練実施日に出席する方(やむを得ない理由がある場合は8割以上の出席)
6 同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
7 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない

詳しくは、公式HP内のPDFファイルを参照してみてください。

求職者支援制度のご案内(平成23年10月1日施行)|厚生労働省
 *リーフレット(4ページ版)などに給付条件が掲載されています。


【細かい違いは、ハローワークで確認】

その他細々とした違いがあります。ハローワークで細部を確認してから受講の検討をするようにしてくださいね。


【関連記事】

【求職者支援制度】認定コース・講座一覧、検索ページ(職業基金訓練)

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+mensetsu/20110407/p1:title=【まとめ】ホームヘルパー2級、授業料無料で介護の資格取得(ハローワーク)]