【簡単!】グレイをシーベルトに換算(nGy/h→μSv/h)
【式はカンタン】
nGy/h × 0.8 × 0.001 = μSv/h
つまり、1時間当たり100nGy(ナノグレイ)ならば、
100ナノグレイ×0.8×0.001=0.08マイクロシーベルトということになります。
(参考)
・JNFL環境モニタリング 解説
ちなみに、上記のリンクでは次のような例を出しています。
青森市の値が 30 nGy/h だったとして、上記の計算方法で換算します。
30 nGy/h = 30 × 0.8 nSv/h = 24.0 nSv/h
24.0 nSv/h × 0.001 = 0.024 μSv/h
という値になりました。
【基本は、Gy/h × 0.8 = Sv/h】
基本は1グレイ=0.8シーベルト。
ナノはマイクロの1000分の1の単位(ナノを1000倍するとマイクロ)。
ですので、ナノグレイをマイクロシーベルトに換算するには、0.8をかけてシーベルトにしてから、さらにその値を1000分の1にすると、マイクロシーベルトに換算できます。
【グレイは原子力発電所でよく使う単位】
原子力発電所などで放射線量を示す際に使われるのが「Gy(グレイ)」。一方、放射線の人体への影響の大きさを示す際に使われるのが「Sv(シーベルト)」。そして、基本は1グレイ=0.8シーベルトです。一般的には、グレイはナノグレイ、シーベルトはマイクロシーベルトの単位がひんぱんに使われます。ですので、ナノグレイ→マイクロシーベルトの換算式をおさえておくのがいいわけです。もうひとつ覚えておくのは、1000ナノ = 1マイクロです。
グレイは、ナノグレイがよく用いられ、シーベルトは、マイクロシーベルトがよく使われます。そして1000ナノ=1マイクロですから、
1nGy/h (1時間当たりのナノグレイ) = 0.0008μSv/h (1時間当たりのマイクロシーベルト)
1nGy/h×0.8÷1000(×0.001)=0.0008μSv/h
が導き出されます。