【まとめ】介護職員基礎研修課程修了のメリット

【訓練・生活支援給付金とは】

「介護職員基礎研修課程修了の資格にはメリットが少ない」と言われてきました。しかし、2011年現在で言えば、とりわけ基金訓練を受講できる場合に、大きなメリットが得られる場合があります。それが「訓練・生活支援給付金制度」です。

訓練・生活支援給付金とは、一定の条件を満たした場合に基礎研修の授業を受けている期間中、月々10万円〜12万円のお金を国からもらえる制度です。
一定の条件とは以下の通りです。

基金訓練を受講する資格がある(雇用保険に加入していない社会人。つまり主婦やフリーター、無職の人)
・世帯の中で主たる生計者である
・年収が200万円以下
・世帯の資産が800万円以下
・自分の土地・建物以外に資産を保有していない

など。

*2011年10月から、求職者支援制度という新制度がスタート。受講資格が少し変更になっています。

介護基礎研修講座の期間は6か月。6か月間授業料を払うことなく、さらに10〜12万円の生活費がもらえる、というのは離職者にとっては心強い制度です。
しかし、この基金訓練制度が2011年9月開講の講座まででいまのところ終了することになっています。ですので、審査条件に当てはまるのであれば、早めに受講を開始した方がよいでしょう。


【サービス提供責任者になれる】

介護基礎研修の資格があると、サービス提供責任者になれる、というメリットもあります。ホームヘルパー1級、2級の資格は近い将来廃止されることが決定しています。そうなるとさらに基礎研修の資格をもっていることの意味合いが大きくなりそうです。


【事業者は収入が増える】

事業者が一定数以上介護職員基礎研修や介護福祉士の資格取得者を雇い入れている場合、事業者の収入が増えることになりました。したがって、事業者にとってはヘルパー2級よりも基礎研修課程修了者の方が、採用に際して魅力的、ということになりました。こうした流れがあるため、基礎研修の資格取得者の給料を多少あげる企業も出てきました。

(参考)
【公式資料】介護職員基礎研修(厚生労働省によるPDFファイル)


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