【介護資格取得講座が無料!】ホームヘルパー2級@ハローワーク

【介護資格取得が無料】

そんなうまい話、世の中にあるワケないと思うかもしれませんが、これ、立派な政府と地方自治体の事業なんです。ホームヘルパー2級養成課程や、それより上級資格・介護職員基礎研修の講座が無料で受けられます。
求職者支援制度(基金訓練)という名前の制度です。

基金訓練制度は2011年9月で終了。新施策「求職者支援制度」がスタートしました。制度の運用が厳しくなりましたが、基本は同じです。

対象は雇用保険に入っていない人。つまり、主婦、無職の人、中高年で仕事を探している人、フリーターなどが条件に当てはまります。

一方、公共職業訓練という職業訓練もあります。こちらは各都道府県のHPなどで受講生を募集しています。


【問い合わせは最寄りのハローワーク

申込み窓口はハローワーク公共職業安定所。職安)。
ハロワに登録してから申込み手続きをすることになります。
ですので、まずは一度ハローワークに電話するか行ってみて、どんな講座があるのか聞いてみましょう。私も一度電話したことがありますが、きちんと担当の人が相談に乗ってくれます。


【求職者支援制度(旧基金訓練)コースの実態とは】

政府の行う施策って、なかなかスムーズには行われていないと思うのは私だけでしょうか。結構アバウトに運営されているように感じます。これは、実際に基金訓練で講師をした私の感想です。私はヘルパー講座の担当ではなかったのですが、いろいろな情報が入ってきます。

平成22年中は、いい加減な講座が少なくなかったそうです。内容の薄い講座が量産されてしまうのには、やはり理由があります。当初はJAVADAという取りまとめ団体の監視が緩かったため、いい加減な事業者が多かったのです。この事業、ハローワークや労働厚生省、都道府県が直接やるものではありません。「行政が民間企業に委託する形式」で行われています。民間企業は株式会社であればどこでも申請ができ、ITや介護など、一定の分野の中であれば自由に講座を立ち上げることができます。ということで、自由度が高すぎたのですかね。

話に聞けば、適当に講師を採用し、スーパーの隅っこで実施されていたというケースがあったそうです。受講生の方も、「生活支援給付金制度」を活用してお金がほしいという理由だけで参加している人がいます。なにせ、主婦や中高年、無職の人、フリーターといった人たちが、世帯主で収入が低ければ月10〜12万円もらえるという制度なのです。何としても利用してお金がほしいと思う人がたくさん集まってきても不思議はありません。


【2011年からはしっかりした講座が増えた】

適当な講座が多くてマスコミなどにひどく叩かれたせいか、2011年からは監督が厳しくなりました。スーパーの隅っこをちょっと仕切ってやるような講座は開講できなくなったのです。さらに、講座受講後の就職率が3割を切るようなコースは、JAVADAの指導が入ります。講座内容についても毎回のようにアンケートをとり、中身をチェックするようになりました。

こうした背景があるので、2011年からは講座の質が上がりました。条件に当てはまり、時間の余裕のある人は、一度ハローワークをたずねてみてはいかがでしょうか。職安には講座のチラシが置いてあり、相談員に質問もできますので。


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